今回紹介するのは、st.set_page_config という設定コマンドです。
白状しておくと、僕は基本的に st.set_page_config(layout = “wide”) しか使っていません。(ほぼ確実に使うのになかなかこの文を覚えなくて何度も調べているので記事にしました。)
ドキュメントはこちらです。
参考: st.set_page_config – Streamlit Docs
Noteとして、 “This must be the first Streamlit command used on an app page, and must only be set once per page.” と書いてある通り、このメソッドは最初に1回だけ呼び出す必要があります。
これを使うと、デフォルトで中央寄席になっているレイアウトを画面全体に広げたり、ページタイトル(デフォルトではファイル名)を設定したり、ページアイコンを設定したりできます。
引数はドキュメントにある通りで以下の通りです。
page_title : ページのタイトルを文字列で指定。
page_icon: 絵文字や絵文字コードを用いてアイコンを指定できる。”random”も可能。
絵文字コードの一覧はこちら。
layout: ページのレイアウト。”centered” or “wide” の2種類。 centered がデフォルトなので、使う場合は基本的には “wide”の方を使用することになります。
initial_sidebar_state: サイドバーの初期状態。”auto”/ “expanded”/ “collapsed” から指定できる。基本的に、デバイスサイズで判断して動いてくれるデフォルトの”auto”で良いと思いますが、必ず表示したい/隠したいという場合は残り二つも選択肢になると思います。
menu_items: 右上に表示するメニューの設定です。
menu_itemsは指定する場合は次のように辞書で指定します。
下記のサンプルはドキュメントからそのまま持ってきました。
import streamlit as st
st.set_page_config(
menu_items={
'Get Help': 'https://www.extremelycoolapp.com/help',
'Report a bug': "https://www.extremelycoolapp.com/bug",
'About': "# This is a header. This is an *extremely* cool app!"
}
)
“Get Help” / “Report a bug” はそれぞれURLを指定するとリンクになります。Noneの場合はメニューにこれらの項目自体がなくなります。
“About” はマークダウンの文字列で、ここに書いた内容がそのまま表示されるようになります。指定しない場合はStreamlitのデフォルトのテキストです。