jupyter notebook 上で pycodestyle を使う

テキストエディタで.py ファイルを使う時はコードを綺麗にするために、
pycodestyle (pep8の新しい名前)をよく使います。名前変更の経緯はこちら

これを jupyter notebook でも使えるようにします。
その際に必要になるのが、こちらの pycodestyle_magic というツールです。
flake8というライブラリも必要になるので、一緒に入れます。
(pycodestyleがない場合はそれも必要なのでpipインストールしてください。)

pip install flake8 pycodestyle_magic

使う時は、notebookで事前に読み込み、フォマットをチェックしたいセルで、マジックコマンドを使います。


# magicコマンドを使えるように読み込む
%load_ext pycodestyle_magic

そして、チェックしたいコードが書かれたセルの一番上の行にマジックコマンドを入れて実行します。


%%pycodestyle
#ここにチェックしたいプログラムが書かれている。

問題があれば下記のように警告が表示されます。# の後ろにスペースがありませんでしたね。


2:1: E265 block comment should start with '# '

注意として、この時プログラム自体は実行されないようです。
そのため、スタイルをチェックし終わったら、
マジックコマンドを外して改めてセルを実行する必要があります。

jupyter notebookをバックグラウンドで起動する

普段のPythonプログラミングには、jupyter notebook を使用しています。
AWSのサーバーに立てたnotebookを使っている時は良いのですが、
ローカルのMacで動かしている時は
ターミナルを立ち上げっぱなしにしておかないといけないので少し不便です。

そこで、jupyterをバックグラウンドで動かすようにします。
利用するのは nohupコマンドです。
頻繁に使用するので、下記のような内容でスクリプト化しておくと便利です。


#!/usr/bin/env bash
nohup jupyter notebook >> jupyter.log 2>&1 &

これを実行すると、notebookが立ち上がり、しかも端末を切っても動き続けます。