MeCabの出力フォーマット

しばらくふれない間にまたど忘れしてしまったので、MeCabの出力フォーマットのメモです。

公式サイトの使い方 に書いてあります。

表層形\t品詞,品詞細分類1,品詞細分類2,品詞細分類3,活用型,活用形,原形,読み,発音

よくある例の「すもももももももものうち」を形態素解析してみても * が多くてわかりにくいので、
先の公式ページの説明を読んだ方が早いです。


~$ mecab
すもももももももものうち
すもも	名詞,一般,*,*,*,*,すもも,スモモ,スモモ
も	助詞,係助詞,*,*,*,*,も,モ,モ
もも	名詞,一般,*,*,*,*,もも,モモ,モモ
も	助詞,係助詞,*,*,*,*,も,モ,モ
もも	名詞,一般,*,*,*,*,もも,モモ,モモ
の	助詞,連体化,*,*,*,*,の,ノ,ノ
うち	名詞,非自立,副詞可能,*,*,*,うち,ウチ,ウチ
EOS

一通り例が見たい場合、*になってばかりでなかなか登場しないのが品詞細分類3ですが、
文章に地名や人名が含まれている時に登場するので、次のような文章はいかがでしょうか。


~$ mecab
渋谷で働くデータサイエンティスト
渋谷	名詞,固有名詞,地域,一般,*,*,渋谷,シブヤ,シブヤ
で	助詞,格助詞,一般,*,*,*,で,デ,デ
働く	動詞,自立,*,*,五段・カ行イ音便,基本形,働く,ハタラク,ハタラク
データ	名詞,一般,*,*,*,*,データ,データ,データ
サイエンティスト	名詞,一般,*,*,*,*,サイエンティスト,サイエンティスト,サイエンティスト
EOS

自分は表層形、品詞、原形をよく使うので、
‘\t’でsplitした結果の、index 0 が、表層形、
index 1をさらに’,’ split して、 index 0 が品詞、index 6が原型、
ってのだけ把握していればなんとかなることが多いです。

それで、適当なテキストを試しに形態素解析して、
もも 名詞,一般,*,*,*,*,もも,モモ,モモ
と出てきて、何番目が原型だ?? となって公式サイト見に行く、ということを何度もやらかしています。

pipでライブラリのバージョンを指定してインストール

pipでライブラリのバージョンを気軽にあげていたら、動かなくなるものが出たので戻し作業をやりました。
良い機会なので、pipで指定したバージョンのライブラリをインストールする方法を紹介します。

方法は、ドキュメントの、examplesの中にあるように、ライブラリ名の後ろに==でつなげてバージョンを指定するだけです。
pip install – examples

ちなみに、今回動かなくなったのは statsmodels です。(バージョンを上げたのはscipy)


# 動かなくなったコード。 ただのインポートさえできなくなった。
import statsmodels.api as sm

# 出力されたエラー
---------------------------------------------------------------------------
ImportError                               Traceback (most recent call last)
 in ()
      1 import numpy as np
      2 import matplotlib.pyplot as plt
----> 3 import statsmodels.api as sm

~/.pyenv/versions/anaconda3-5.2.0/lib/python3.6/site-packages/statsmodels/api.py in ()
     14 from . import robust
     15 from .robust.robust_linear_model import RLM
---> 16 from .discrete.discrete_model import (Poisson, Logit, Probit,
     17                                       MNLogit, NegativeBinomial,
     18                                       GeneralizedPoisson,

~/.pyenv/versions/anaconda3-5.2.0/lib/python3.6/site-packages/statsmodels/discrete/discrete_model.py in ()
     43 
     44 from statsmodels.base.l1_slsqp import fit_l1_slsqp
---> 45 from statsmodels.distributions import genpoisson_p
     46 
     47 try:

~/.pyenv/versions/anaconda3-5.2.0/lib/python3.6/site-packages/statsmodels/distributions/__init__.py in ()
      1 from .empirical_distribution import ECDF, monotone_fn_inverter, StepFunction
----> 2 from .edgeworth import ExpandedNormal
      3 from .discrete import genpoisson_p, zipoisson, zigenpoisson, zinegbin

~/.pyenv/versions/anaconda3-5.2.0/lib/python3.6/site-packages/statsmodels/distributions/edgeworth.py in ()
      5 import numpy as np
      6 from numpy.polynomial.hermite_e import HermiteE
----> 7 from scipy.misc import factorial
      8 from scipy.stats import rv_continuous
      9 import scipy.special as special

ImportError: cannot import name 'factorial'

statsmodelsがインポートできないので、statsmodelsを疑ってしまいそうですが、
根本的な原因は、scipyから、 factorialをインポートできなかったことでした。

----> 7 from scipy.misc import factorial

最近、scipyのバージョンを 1.1.0から 1.3.0 へ上げたのが怪しいです。
真の原因は何か他にありそうな気もするのですが、とりあえずscipy のバージョンを戻します。

戻し手順は最初に対象のライブラリをアンインストールした後に、再度バージョン指定してインストールです。


$ pip uninstall scipy
Uninstalling scipy-1.3.0:
# --- 略 ---
Proceed (y/n)? y
  Successfully uninstalled scipy-1.3.0

$ pip install scipy==1.1.0
# --- 略 ---
Installing collected packages: scipy

これでscipyのバージョンが戻り、再びstatsmodelsをimport できるようになりました。

pandasのデータフレームから重複行を削除する

前回の記事が重複行の抽出だったので今回は重複行の削除です。
参考:pandasのデータフレームの重複行を抽出する

このあと専用の関数を紹介しますが、
重複行の抽出条件を反転させればできてしまうので、この書き方でも構わないと思います。
print(df[~df.duplicated()])
(むしろ、duplicated関数の引数keepの意味はこちらの方がわかりやすい。)


import pandas as pd
import numpy as np

# データの作成
df = pd.DataFrame(
        {
            "col0": np.random.choice(["A", "B", "C"], size=10),
            "col1": np.random.choice(["a", "b", "c"], size=10),
            "col2": np.random.choice(["1", "2", "3"], size=10),
        }
    )
# データの確認
print(df)
'''
  col0 col1 col2
0    C    a    1
1    B    a    2
2    A    c    3
3    B    c    1
4    B    a    2
5    C    a    1
6    C    b    2
7    B    a    2
8    C    c    3
9    C    c    3
'''
# duplicated()の結果を反転させると重複していない行を抽出できる。
print(df[~df.duplicated()])
'''
  col0 col1 col2
0    C    a    1
1    B    a    2
2    A    c    3
3    B    c    1
6    C    b    2
8    C    c    3
'''

pandasには重複行削除専用のメソッドとして、drop_duplicatesが定義されています。
ドキュメントはこちら。
pandas.DataFrame.drop_duplicates

引数の keep と subset は duplicated と同じように使えます。
また、inplace に Trueを指定することで、そのデータフレームの値自体を書き換えます。
デフォルトはFalseで、重複行を削除した結果を返します。


print(df.drop_duplicates())
'''
  col0 col1 col2
0    C    a    1
1    B    a    2
2    A    c    3
3    B    c    1
6    C    b    2
8    C    c    3
'''

先ほどの結果と同じもののが得られましたね。

pandasの実装を見るとわかるのですが、ただのラッパーなので、
とくにこちらの方が実行速度が速いといったことはなさそうです。
https://github.com/pandas-dev/pandas/blob/v0.24.2/pandas/core/frame.py#L4605-L4637

pandasのデータフレームの重複行を抽出する

データフレームに入ったデータについて、重複がないか確認したい場面は結構あると思います。
僕の場合は、そういう時はSQLでデータを抽出する段階でユニークにしてしまうことが多いです。
また、特定の列の値(idなど)の一意性の確認であれば、value_counts()して、2個以上含まれている値が無いか見たりします。
それ以外のケースでも、groupbyやsetなど使ってゴリゴリコードを書いてどうにかすることが多いのですが、
せっかく専用の関数が用意されているので今後はそれを使うようにしたいです。

ということで、今回はduplicated()の紹介です。
ドキュメントはこちら。
pandas.DataFrame.duplicated

pythonを勉強し始めた頃、引数なしで実行して、
出力が直感的でなくて使いにくいなーと思っていたのですが、subsetやkeepなどの引数をきちんと理解すれば非常に便利です。

とりあえず実験するために、ダミーデータを作っておきます。


import pandas as pd
import numpy as np

df = pd.DataFrame(
        {
            "col0": np.random.choice(["A", "B", "C"], size=10),
            "col1": np.random.choice(["a", "b", "c"], size=10),
            "col2": np.random.choice(["1", "2", "3"], size=10),
        }
    )

print(df)
'''
出力 (乱数を使っているので実行するたびに変わります。)
  col0 col1 col2
0    B    b    1
1    C    c    2
2    A    b    1
3    B    a    2
4    A    b    1
5    C    b    3
6    A    b    1
7    B    b    1
8    A    b    3
9    B    b    3
'''

このデータフレームに対して、引数無しで実行したものがこちらです。


print(df.duplicated())
'''
0    False
1    False
2    False
3    False
4     True
5    False
6     True
7     True
8    False
9    False
dtype: bool
'''

これ、一見、インデックス4,5,6の行が重複してるという意味に勘違いしそうなのですがそうではありません。
引数を省略すると、keep="first"を指定したことになり、重複行のうち、最初の値はFalseになります。
なので、インデックス4の行と重複してる行が0~3の間にあるという意味です。(実際はインデックス2)

keep="last"を指定すると、逆に重複している行のうち、
最後の行はFalse、それ以外の行はTrueになります。(重複してない行はFalse)
こちらの方が、時系列に並べたデータのうち、最新のデータを取りたい場面などで重宝すると思います。
また、 subsetに列名の集合を渡すと、その列だけを使って判定を行います。
これもまとめて試してみましょう。


print(df.duplicated(subset=["col1", "col2"], keep="last"))
'''
0     True
1    False
2     True
3    False
4     True
5     True
6     True
7    False
8     True
9    False
dtype: bool
'''

重複した行全部を抽出したい、という場合は、keep=Falseを指定します。
また、先に紹介した2例でもそうなのですが、実際に使う時は重複した行のインデックスではなくて、
その行そのものをみたいという場面が多いので、次のような使い方になると思います。


print(df[df.duplicated(subset=["col1", "col2"], keep=False)])
'''
  col0 col1 col2
0    B    b    1
2    A    b    1
4    A    b    1
5    C    b    3
6    A    b    1
7    B    b    1
8    A    b    3
9    B    b    3
'''

df[]の中に放り込んであげるだけですね。
コードのテスト時など、無いはずの重複が本当に無いことを確認する時などは、
duplicated関数は結構便利です。

重複を除外する時などはまた専用の関数があるので次に紹介します。

pandasで日時を表す文字列を時刻型に変換

前回の記事の予告通り、
pandasのto_datetime関数の紹介です。

pandas.to_datetime

非常に多くのデータ型や、フォーマットに対応していて柔軟に時刻データに変化してくれます。
ドキュメント中に書かれている引数:argの通り、Seriesでも一個の文字列でも大丈夫です。

Parameters:
arg : integer, float, string, datetime, list, tuple, 1-d array, Series
New in version 0.18.1: or DataFrame/dict-like

実際に使ってみましょう。


import pandas as pd
pd.to_datetime("2019/05/17 07:25:34")
# Timestamp('2019-05-17 07:25:34')

pd.to_datetime("2019-05-17 07:25:34.372245")
# Timestamp('2019-05-17 07:25:34.372245')

pd.to_datetime("2019 May 17  07:25:34.372245")
# Timestamp('2019-05-17 07:25:34.372245')

pd.to_datetime("17-05-19 07:25:34")
# Timestamp('2019-05-17 07:25:34')

上の例ではフォーマットを変えながら文字列を渡しましたが、いい感じに解釈してくれているのがわかります。
%Y-%m-%dとか指定しなくていいのでとても楽です。

これがあるので、自分はstrptimeはほぼ使っていません。

文字列を一つ渡せば、Timestampが戻り、Seriesを渡せばSeriesが帰ってきますが、
listを渡した時はlistではなく、DatetimeIndexが返されるのは注意です。

あとは、Timestamp型と、datetime型の違いがきになるところですが、
ほぼ互換性があると書いてあるので恐らく大丈夫でしょう。
(細かな違いもそのうち調べようとは思っていますが。)

参考: pandas.Timestamp

Timestamp is the pandas equivalent of python’s Datetime and is interchangeable with it in most cases. It’s the type used for the entries that make up a DatetimeIndex, and other timeseries oriented data structures in pandas.

pythonで日付を表す文字列をdatetime型に変換する

自分は滅多に使わないのですが、前回の時期で strftime を紹介したので、
その逆の変換を行う strptime も紹介しておきます。

参考:pythonで今日の日付を表す文字列をつくる
前の記事中にも少し書いてますが、strptime を使おうとすることよりも、strftimeと間違えて書いてしまうことが多いです。

ドキュメントはこちら。
lassmethod datetime.strptime(date_string, format)

書いてある通り、日時を表す文字列と、そのフォーマットを渡してあげるとdatetime型に変えてくれます。
使い方のイメージ。


import datetime
dt = datetime.datetime.strptime("2019-08-01 07:31:25", "%Y-%m-%d %H:%M:%S")
dt
#  datetime.datetime(2019, 8, 1, 7, 31, 25)
print(dt)
# 2019-08-01 07:31:25

フォーマットを指定するのが面倒ですね。

%Yや%mなど、使える文字の一覧はこちらにあります。
strftime() と strptime() の振る舞い

個人的な感想としては、あまり使い勝手が良くないので、
次の記事で紹介する、pandasのto_datetime関数を採用することが多いです。
(結果の型がTimestampなので、完全に互換なものではないのですが、実用上これで困らない。)

pythonで今日の日付を表す文字列をつくる

プログラミングの小ネタです。
集計結果をファイルに保存するときに、ファイル名に日付を入れておくことがあります。
コード中にハードコーディングして動かすたびに書き換えてもいいのですが、
普通は自動的に今日の日付が入るようにしておいたほうが楽なのでその方法を紹介します。

これは標準ライブラリの datetime で実現できます。
ドキュメントはこちら
datetime — 基本的な日付型および時間型
datetimeの中にもう一回datetimeが作られているとか、色々文句を言いたくなることもあるのですが、
時間処理に必要なことは大抵やってくれます。

実行美の日付を得るには、
datetime.datetime.today() か、 datetime.datetime.now() で現在時刻を取得して、
strftime() メソッドで、フォーマットを指定して表示するのが丁寧だと思います。


import datetime
today = datetime.datetime.today().strftime("%Y-%m-%d")
print(today)
# 2019-05-15

この方法でなんの問題もないのですが、
strftime() が strptime() と間違えやすかったり、フォーマット指定の文字列が大文字だったか小文字だったかド忘れしたりするので、
面倒な時は .date() メソッドで日付型にして時刻情報を捨て、 str()関数で文字列型にするという雑な方法でやっています。


today = str(datetime.datetime.today().date())
print(today)
# 2019-05-15

.date() を外すと、時刻まで出力されるのですが、空白が入るのでファイル名には使いにくくなります。
ただ、ロギングが目的の場合は時刻まであったほうが便利でしょう。

pythonでアスキー文字の一覧を得る

本来は前回の平仮名やカタカナの一覧を作る記事よりこちらを先に書くべきでした。
参考:pythonでひらがなとカタカナのリストを作成する

ここでは、abcなどのアルファベットや0123といった数値のリストを得る方法を紹介します。
実はこれらは組み込み関数にあらかじめ定義されている定数があるので、
平仮名のように文字コードから作ったりする必要はありません。

string — 一般的な文字列操作

各定数の説明は上のドキュメントに書いてあるので、
ここでは具体的にその内容を表示しておきましょう。
タブや空白、改行などもあり、printすると逆に見えなくなる例もあるので、
jupyter notebook で裸で実行した時に表示される文字列をコメントとしてつけました。


import string

string.ascii_letters
# 'abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ'

string.ascii_lowercase
# 'abcdefghijklmnopqrstuvwxyz'

string.ascii_uppercase
# 'ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ'

string.digits
# '0123456789'

string.hexdigits
# '0123456789abcdefABCDEF'

string.octdigits
# '01234567'

string.printable
#  '0123456789abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ!"#$%&\'()*+,-./:;<=>?@[\\]^_`{|}~ \t\n\r\x0b\x0c'

string.punctuation
# '!"#$%&\'()*+,-./:;<=>?@[\\]^_`{|}~'

string.whitespace
# ' \t\n\r\x0b\x0c'

pythonでひらがなとカタカナのリストを作成する

pythonでひらがなやカタカナの一覧を作成するスマートな方法を考えてみたので紹介です。
きっかけは、ある所でcsvファイルにあ、い、う、え、お、…と一行一文字書き並べたファイルを読み込んでいるコードを見かけたことです。

この記事でリストを作成する方法を書きますが、その前に本当にひらがな、カタカナのリストが必要なのかということは考えた方が良いと思います。
例えばある文字列がひらがなのみで成り立っているかどうかとか、カタカナが含まれているかと言った判定を行うのであれば、正規表現を使った方がよいです。
リストを準備して、for文で回して一文字ずつチェックするような効率が悪い処理を実装するべきではありません。
正直な所、このリストが必要になる場面は結構珍しいと思います。

それでもひらがなカタカナのリストが必要だという場合は、
ひらがな、カタカナにそれぞれ連続した文字コードを割り当てられていることを利用して生成するのが効率がいいのではないかと思います。
こちらも参照:pythonで文字と文字コードの相互変換

具体的には次のようなコードで作成できます。
生成結果は結合してprintしました。


hiragana = [chr(i) for i in range(ord("ぁ"), ord("ゖ")+1)]
print("".join(hiragana))
# ぁあぃいぅうぇえぉおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢっつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもゃやゅゆょよらりるれろゎわゐゑをんゔゕゖ
katakana = [chr(i) for i in range(ord("ァ"), ord("ヺ")+1)]
print("".join(katakana))
# ァアィイゥウェエォオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂッツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモャヤュユョヨラリルレロヮワヰヱヲンヴヵヶヷヸヹヺ

“あ”より”ぁ”の方が先であること、 最後に +1 しておかないと末尾の文字が抜けることなどに注意です。
“ゐ”や”ゑ”、”ヸ”、”ヹ”、”ヺ”などはいらないって場合もあると思うので必要に応じて微調整してください。
もしかしたら”゛”(濁点)や”゜”(半濁点)、その他”、”や”。”などの句読点なども必要だという場面もあるかもしれません。

ord(“ぁ”)などとせずに、数字で指定しても結果は同じになりますが、
意味が明確になるので、ord(“ぁ”)の方が良いと思います。

参考


hiragana = [chr(i) for i in range(12353, 12439)]
print("".join(hiragana))
# ぁあぃいぅうぇえぉおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢっつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもゃやゅゆょよらりるれろゎわゐゑをんゔゕゖ
katakana = [chr(i) for i in range(12449, 12539)]
print("".join(katakana))
# ァアィイゥウェエォオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂッツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモャヤュユョヨラリルレロヮワヰヱヲンヴヵヶヷヸヹヺ

pandasで要素のユニークカウント

pandasのDataframeやSeriesの要素を重複を排除してカウントとする関数の紹介です。
nuniqueというのを使います。

pandas.DataFrame.nunique
pandas.Series.nunique

分析の中で、ユニークカウントする機会はよくあると思うのですが、この関数の知名度が低いようで、
少し回りくどい方法を取っている人をよく見かけます。

使い方は簡単です。 試しに、4種類の値からなる要素10個の配列でやってみましょう。


import pandas as pd
data = pd.Series(['c', 'b', 'c', 'a', 'a', 'a', 'c', 'a', 'c', 'd'])
print(data.nunique())  # 4

簡単でした。

参考ですが、この関数を使わない方法も色々あります。


# value_counts を使って、その長さを取る。
print(len(data.value_counts()))  # 4

# ユニークな値のリストを取得してその長さを取る。
print(len(data.unique()))  # 4

# 集合に変換してその要素数を取る
print(len(set(data)))  # 4

nunique の知名度を考えると、これらの書き方の方が適切な場面もあるかもしれません。

for文で実装してるような人も見たことがありますが流石にこういうのは避けた方がいいと思います。


# 悪い例
cnt = 0
tmp_set = set()
for d in data:
    if d not in tmp_set:
        cnt += 1
        tmp_set.add(d)
print(cnt)  # 4